スツールの染色から始まった関係。DENTOとつくる「文箱」

私たちの新しいプロダクトとして、DENTOとのダブルネームによる「文箱(ふみばこ)」をリリースしました。 江戸時代より手紙や重要な書類の保管箱として定着してきた道具であり、現代においては文房具やアクセサリーなどを大切に収めるための木の箱です。

スツールの染色から始まった関係

同じ広島県で木工家具を手がけるブランド「DENTO」。彼らとの関係の始まりは、DENTOが手掛ける「スツール」の染色からでした。

(スツール:https://dentostore.jp/c/chair/113)

木という自然素材に実直に向き合い、削り出すDENTOの姿勢と、土から藍を育てる僕たちのモノづくり。互いに時間をかけて自然と対峙しているからこそ、スツールの染色を通じて深い信頼関係が育まれていきました。

クリ材のタンニンと藍が引き出す「渋み」

そんな対話を重ねる中で形になったのが、今回の文箱です。 素材には広島県産のクリ材を使用し、そこに藍染めを施しました。硬く耐久性のあるクリ材にはタンニンが含まれており、このタンニンと藍が反応することで、彩度の低い渋みのある藍色が生まれます。布を染めるのとはまた違う、木材と藍だからこそ出せる深く落ち着いた色合いが特徴です。

額縁の技術が息づく、緻密な木地製作

本製品の木地製作を担うDENTOは、もともと額縁や屏風、茶道具の製造会社として創業し、その後に家具製造を開始した背景を持ちます。そのため、この文箱には額縁の製作で培われた技術が細部にちりばめられています。

例えば、文箱の強度を上げるため、角の継ぎ部分には溝状の加工を施し、木製の「チギリ」を埋め込んでいます。補強材として耐久性を高めるとともに、デザインの美しいアクセントにもなっています。 また、フレームを思わせる蓋は、45度に裁断した4本の材料を接着する「留切り・留組み」の技術により仕上げられています。ミリ単位のこだわりが、仕上がりの美しさに直結しています。

彼らの精巧な木工技術があってこそ、私たちの藍が美しく映える道具へと昇華されました。

日常の道具として育てる

大・中・小の3つのサイズをご用意しました。 私たちの藍染が使い込むほどに色が冴え渡っていくように、無垢の木材もまた、人の手に触れることで深いツヤを増していきます。使うほどに育っていく藍と木の経年変化を、日常の静かな時間の中でお楽しみください。

商品詳細はこちらからご覧いただけます。
文箱 / Stationery Box:https://terroir-japan.com/products/stationery-box